洗剤もらっただけで隣に住む美人を好きになってしまったわけだが。【ラノベ感想】

2020年5月5日2023年1月10日

洗剤もらっただけで隣に住む美人を好きになってしまったわけだが。　～御手洗くんと櫻井さん～
著:子持柳葉魚
イラスト:うるとん
出版:KADOKAWA NOVEL 0

アマゾンのあらすじより

一本の洗剤のボトル。それが僕と彼女の始まりだった。
子供の頃の記憶が無い以外はごく普通のサラリーマン・御手洗隆は、仕事に謀殺される毎日を過ごしていた。
ある夜、いつも通り残業を終えて帰宅する途中、洗剤を買い忘れてぼやいていたところを、たまたま通りがかった隣に住む美人・櫻井千夏に聞かれてしまう。
笑われて恥ずかしい思いはしたものの、千夏が洗剤を分けてくれたことで、彼女に一目惚れした隆。
だが、恋愛経験の無い隆には、どうやって千夏との距離を縮めたら良いかがわからない。幼馴染の神崎恵子の協力を得て様々な作戦を立てるも、失敗を繰り返してしまう。それでも次第に二人の距離は縮まっていた。しかし、千夏と過ごす中で、隆の失った過去と、隠された真実が明らかになっていき……。

感想

ラブコメの主人公というと中学生や高校生が定番のところ､その主人公とヒロインを大人にしてみたのが本作です｡普通のサラリーマン主人公と､究極超人な美女隣人のラブコメストーリーです｡幼なじみのアシストで､進展しながら適度に主人公が鈍感力を発揮して王道のラブコメです｡

ストーリーのテンポがよく登場人物を最小限に絞っているので､読みやすく面白いです｡その分ラブコメの王道展開をたどっていくのでどこかで読んだストーリー感もあったりします｡あとラブコメの異性に対する初々しさとかテレを成人男女でやる展開になっています｡そのあたりに違和感を感じるかどうか好みは分かれるんじゃないかと思います｡

ラブコメ好きならこの新感覚を味わってみるのもありだと思います｡