天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる【ラノベ感想】

天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる
著:江崎 乙鳥
イラスト:ox
出版:KADOKAWAの新文芸

  天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる

アマゾンのあらすじより

特殊な〈神の恩恵〉を授かった兄弟による本格ファンタジー、開幕!

「生きていると大切なものが増えるのだな」

この世界では十二歳までに〈神の恩恵〉と呼ばれる特殊能力が人々に与えられる。
ポルカ村のルカは、自身がめずらしい〈恩恵〉を授かっていることを隠し、狩人として村で平凡に生きていくつもりだった。
しかし、弟・リヒトが稀少な〈恩恵・魔術使い〉であることが判明し、思いがけず「従者枠」として一緒に魔術学校に行くことに!
新しい魔術具を次々と作り、入学前から天才ぶりを発揮するリヒト。
そしてルカの名もまた、王都の「白い狩人」として広まっていく――。
弓の名手であり、ある特殊能力を持った兄と、天才的頭脳に恵まれた魔術使いの弟が織りなす冒険譚!

感想

12歳になると神の恩恵とよばれる特殊能力を得て、その能力によって人生が左右される中世風ファンタジーでおもしろかったです

あらすじだと転生する話なのかな?思いきや転生やゲーム世界とは無縁のファンタジーでした。世界観がしっかり構築されていて、その世界の上で登場人物が生きているお話です。私はこういうファンタジーラノベが大好きで、いい作品に出会えました。

 

主人公は狩人のルカです。生まれつき白髪で紫の瞳をもっています。
そして毛皮に傷がつかないよう、獲物の目を射貫くほどの天才的な狩人でもあります。

そんな彼は12歳で未知の<神の恩寵>を得ます。そこで目覚めたのは移動に関わる恩寵なのですが、なんとも規格外の便利さで……
ルカが得た恩寵は強力で、いくらでも悪用できてしまいます。

そのため賢明なルカは恩寵をかくして、狩人として生活する道を選びます。でも弓の恩寵持ちかと勘違いされるくらい、弓の腕前がズバぬけていますし、容姿も目立つます。ルカなりに苦労をしていますが、お貴族様の目にとまらないよう過ごし続けるのは大変でしょうね。

 

さて私は主人公のルカは十分天才だろうと思いましたが、物語での天才は弟のリヒトです。
かれは魔術使いの恩寵を得ます。本作では魔法と魔術が分かれていて、魔法は感覚的に発現するもの、魔術は理論立てて魔法を再現するものです。そして魔術使いは再現するためのアイテム作成に特化した職とおもってください。

弟のリヒトはこの魔術使いとして天才なんですよ。魔術を習うため入学してから無双するのはリヒトの方です。
兄のルカは裏から支えるポジションです。天才である弟が物語を動かしていって、その展開に兄がついてくる面白い展開になっています。

 

魔術学校とかファンタジーらしさがバリバリなのとか、じつは故郷ではあたりが強かった幼馴染みは、友好的なキャラだったりと楽しいところはたくさんです。
そのなかでも私はルカとリヒトの兄弟仲を見て欲しい推しポイントです。

 

ルカは弟が可愛くて大事でしょうがないんです。弟のためなら協力を惜しまない素敵なお兄ちゃんです。
一方のリヒトもお兄様大好きなんですよ。かっこよくて自慢の兄なんです。自分だけが知っている兄のかっこよさがあることに、嬉しくなっちゃうくらいお兄様大好きです。
この兄弟たちの仲の良さがとても大好きです。

 

その上、天才と実は天才の兄弟なんですから、今後の2人の人生がどう動いていくのか楽しみです。

 

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