転生大聖女の異世界のんびり紀行【ラノベ感想】

2023年1月11日

転生大聖女の異世界のんびり紀行
著:四葉夕卜
イラスト:キダニエル
出版:Kラノベブックス

9784065218471

アマゾンのあらすじより

睡眠時間ほぼゼロのブラック企業に勤める花巻比留音は、心の純粋さから、女神に加護をもらって異世界に転生した。
加護のおかげで魔力は妙に多いし、聖魔法がやたらと万能。
ふかふかの布団で思い切り寝たいだけの比留音は、聖魔法を駆使して仕事をサボろうとするが……周囲の評価は上がっていく一方。
これでは前世と同じで働き詰めになってしまう。
どうやら噂だと大聖女になれば自分の教会がもらえて、自由に生活できるらしい。
「大聖女になって布団で一日中ごろごろしよう」
彼女はのんびりライフのために頑張って大聖女になるが……
あれ、結構忙しい? あとすごい崇拝されている気がする……こんなはずでは……。
このお話は、マイペースにスローライフを満喫していたら伝説になってしまった、
居眠り大聖女の物語――。

感想

表紙のイラストの時点で明らかなようにKawaiiが突き抜けた作品です。ただただ尊いです。見ているだけで癒やされます。ずって見ていたいですね。

ブラック労働の果てに過労死、能力を得て異世界に転生、大活躍してモテモテハッピーともの凄く大きな流れは、異世界転生のお約束の通りです。そこをKawaiiな世界観に沿うように、人助けとか魔物退治などの定番イベントがアレンジされているんです。ふわっとした優しい空気に包まれた作品です。良いですよ。

主人公のヒルネは金髪の女児です。聖女の才能を得ていて、絶大な魔力を有しています。前世の反動で「美味しいものをたくさん食べて、ふかふかの布団で寝る」と常に眠そうにしる居眠り姫です。キダニエルさんが描く、眠そうな顔のヒルネがとっても似合っています。
文中でヒルネに関わった人は、可愛くて一生懸命な姿を見ていつの間にか、彼女を助けたくてしょうがなくなってしまうってあります。まさにその通りで読者として応援したいです。Kawaiiです

表紙右にいるメイドの娘はジャンヌです。ヒルネ付のメイドさんでがんばり屋さんな健気な子です。左はホリーで天才肌で真面目な子です。仲良し3人で口絵の1ページ目は、3人がそろっておやすみなさいしているシーンなぐらいです。ただただ尊尊いです。

魔法が発動するシーンも星屑が舞ってキラキラです。絵本を読んでいるみたいにメルヘンチックですね。繰り返しちゃいますが、優しい世界に癒やされます。加えてお話自体もテンポ良く面白いと最高です。「まんがタイムきらら」にある可愛い女の子が、仲良くてゆるいお話が好きな方は是非是非読んでください。きっと満足できると推します。

 2巻目の感想

大聖女に任ぜられ南方の要所・イクセンダールを立て直す回です。たどりついた目的地は荒れきっていて、ヒルネの正魔法で癒やしまくりです!
魔法を発動する光景は、星屑キラキラでうつくしてメルヘンでいっぱいです。作中に何度も登場する"世界はキラキラであふれている"というフレーズに癒やされます。また明日もがんばろうという気持ちにさせてくれます。
あと優しい勘違いによるスレ違いも、温かい気持ちになり素敵です。ヒルネはこっそり外出して人助けをするときに、怒られないように聖女じゃないフリをするんです。もちろんバレバレですよ。でも町の人も気づかって知らんぷりをして合わせてくれます。本当に優しい世界で癒やされます。2巻目も可愛く癒やされました。

 

 
 

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