歌姫島の支配人候補【ラノベ感想】
歌姫島の支配人候補
著:兎月 竜之介
イラスト:フライ
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
歌姫に魅せられた青年・野崎忠哉が、世界一を目指す成り上がりの物語。
高級劇場に所属し、その美貌と才能で世界中の男を魅了する歌姫。
彼女たちを管理するマネージャー・野崎忠哉は、自身の担当するトップ・ディーヴァ、ユキに相応しい男になるべく、日夜仕事に邁進していた。
そんな彼の元に、ある日「自分をトップ・ディーヴァにしろ」と訴える美少女・スカーレットが現れる。
強い意志を宿したスカーレットの瞳に触発された忠哉は、彼女をトップ・ディーヴァに育てるため担当として名乗りを上げ、さらに自身も高級劇場の支配人を目指すと宣言する。
そのために、自身の担当する3人のディーヴァ、《処女雪》ユキ、《猫睛石》マオマオ、《月下美人》ハルカの悩みを解決するべく行動を起こすのだが――。
感想
プリティー・ウーマンのようなダイヤの原石の少女と、苦楽をともにするシンデレラストーリーと思いきや、アクションやサスペンス要素も詰まった盛りだくさんのストーリーです。読んでいて飽きさせない工夫が嬉しいです。
魅力的で個性が異なる各ヒロインとの交流もバラエティーに富んでいます。みな良いキャラクターたちなので、1冊一人のペースで交流を掘り下げていけば、もっと色々書けたんだろうに贅沢な作品です。
それをあえて1冊内に納めてよくここまで詰め込んで、面白くまとめたなと驚くばかりです。三者三様なヒロイン達でディーヴァとして成功して欲しいなと応援したくなります。面白かったです。
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