VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた【ラノベ感想】
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
著:七斗 七
イラスト:塩かずのこ
出版:富士見ファンタジア文庫
アマゾンのあらすじより
数々の華やかなVTuberが所属する大手運営会社ライブオン。その三期生で『清楚』VTuberの心音淡雪が、不注意から配信を切り忘れた結果――「やっぱロング缶の鳴る音は最高だぜ!」「は? どちゃしこなんだが?」「わたしがママになるんだよ!」素の性格(酒カス・女好き・清楚(VTuber))がバレてしまい!?
そして翌日「めちゃくちゃ切り抜かれてる!? トレンド世界1位!? なにこの同接数!!!!」大炎上するかと思ったら、ギャップがウケて大バズ! その結果「おっしゃー配信始めるどー!」開き直った彼女は、大人気VTuberへ駆け上がっていく!!
感想
ずるいわー、ずるいわー、こんな展開なんて笑ってしまうしかありませんよ。配信のカメラが切れていなくて素の姿を全世界公開、このへんの切っ掛けからなんで「やっぱロング缶の鳴る音は最高だぜ!」って配信になるんですかっ!
清楚系Vtuberとのギャップ萌えとかそういう次元じゃありません。もう完全に別人です。いちおう美少女だと思われますが、中身は完全におっさんです。しかも北千住・錦糸町・蒲田あたりで、昼から飲んでいそうなタイプのおっさんです。「どちゃしこ」じゃねぇですよ、「どちゃしこ」じゃ。
イラストの女の子はみんな可愛いですし、突っ走る勢いがあって笑える作品です。そのぶんアクも強いので好みは分かれそうです。
2巻目の感想
2巻目も読みました。1巻目の洗礼をくぐり抜けた読者を相手にしてか、内容に下ネタやネットミームの濃さがより強まったたような気がします。もともと混ぜるな危険なキャラが多かったライブオンに、3人ほど新加入するのですけど輪をかけて変人そろいです。初期メンバーの配信と新規メンバーの配信で狂気度があきらかに違います。これはこれで笑えたものの、3巻目以降もドギツい新キャラ登場が出てくると人物過多になりそうなので、既存メンバーとの掛け合いをもうしばらく読んでみたいです。
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