チルドレン・オブ・リヴァイアサン【ラノベ感想】

チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日
著:新 八角
イラスト:白井 鋭利
出版:電撃文庫

  チルドレン・オブ・リヴァイアサン

  チルドレン・オブ・リヴァイアサン チルドレン・オブ・リヴァイアサン

アマゾンのあらすじより

環太平洋沖に突如現れ、多くの人命を奪って世界中の海域を支配した謎の巨大生物レヴィヤタン――通称レヴ。
 通常兵器では到底歯が立たない怪物に対抗するべく、人類が生み出したのは、レヴの死骸からなる機体に子供を乗せて戦わせる人型兵器《ギデオン》だった。
 地方の民間ギデオン搭乗者として働いていた高校生・善波アシトと、その幼馴染の宮園エリン。ある日、二人のもとに、戦闘指導官として国連軍のエリート・風織ユアが現れる。境遇の違いから、初めは衝突し、すれ違っていた三人も、厳しい訓練と任務の中で、やがて確かな信頼関係を築いていく。
 そして、死と隣り合わせのレヴとの交戦の中で、アシトは覚醒の時を迎え――。
 海と喪失を巡るロボットジュブナイル。

感想

ある日、人類におそいかかってきた巨大生物。その死骸を生体兵器として、少年・少女が搭乗して対抗する人類。
人々を護りたい主人公と大人の理屈による葛藤。

みんな大好きな燃えるお話です。やっぱり面白かったです。

 

読んでまず目を引いたのは、東北地方太平洋沖地震をお話の背景に持ってきているところです。リアルの地震+津波に変わって、謎の巨大生物レヴィヤタンが襲来して東北に甚大な被害を与えたというフィクションになっています。
そしてその時に被災した一人が、主人公です。東北の復興と鎮魂のために人型兵器《ギデオン》で海に潜り続けるお話しです。

もう地震から10年以上経ってしまって今るんですよね。とても繊細な話題にもかかわらずテーマに組み込まれていて、感慨深い作品でした。

お話の多くのシーンは、人型兵器《ギデオン》に載る少年・少女たちの日々を描いた青春ストーリーです。
主人公は過去の悪夢から立ち直れるか? 過去にとらわれた主人公と、幼なじみの青臭い距離感は面白かったです。

加えて活動時間に制限がある中での《ギデオン》とレヴィヤタンとの水中バトルも見応え、タップリでしたよ。

 

そして印象が強かった点として、主人公と父親との関係性があります。本作の主人公もラノベらしく親と離れて暮らしています。
でもそれは、被災した過去を考えると自然な流れですし、そのことはお話にガッツリ絡んできているんです。
誰しもが強いわけではありませんからねぇ。父親の気持ちも共感でしまいました。

 

実は1巻目だと色んなところは、謎なまま終わっています。
続きは出てくれるんですかね? レヴィヤタンとは、なんなのか非常に気になります。

 

チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日 (電撃文庫)
新 八角
KADOKAWA
2022-08-10
 

 

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Posted by kyoikyoi