食料生成スキルを手に入れたので、異世界で商会を立ち上げようと思います【ラノベ感想】

2022年8月24日

食料生成スキルを手に入れたので、異世界で商会を立ち上げようと思います
著:slkn
イラスト:もやし
出版:MFブックス
   9784046802446
 

アマゾンのあらすじより

食べ歩きが趣味のアラサーサラリーマン・リュウは、偶然見つけた不思議な屋台を出ると、異世界に転移していた。
その際に得た『食料生成』スキルは、この世界では彼だけが使える、食料を魔法によって作り出す特別な力だった!
リュウは、この調理が出来て、作ったものを出来立てで保存も可能という便利な魔法付きのスキルを使って、自分の店を持つという長年の夢を叶えるため、異世界で商会を立ち上げる。
スキルでパンやハンバーガーを作り出したリュウは、色々な人に支えられながら地道に出店を続けるうち、経理のスキルを持つ令嬢・サラを迎え、領主に招待を受けるなど、自分の商会を大きく広げていく!
あたたかな人の輪が広がる、ほっこり異世界経営ライフ、はじまります!

感想

主人公にも読者にも大変やさしくて、これぞ"なろう"って作品ですね。最大の特徴が料理・商会と内政メインのためバトルなしです。バトル抜きで主人公スゲーーを存分に堪能できるのは、珍しいかと思います。基本的に困難はなく起こりそうでも主人公のスキルで解決されます。作中で「どうしよう」が起きると、だいたい直後のページで解決策が舞い込んできます。深いことは考えず気軽に読めて、主人公スゲーーーを共有できますよ。

商会運営とか経済チート系のギミックを読みたかった私の思いとは、全く違う作品でした。コメディ色が強くてキャラが暴走するたぐいの作品なら、前後のつながりや世界設定なんてそっちのけだって気にしません。でもそういう作品でもないんです。私には合わなかったとしか……

どんなんだったかというと、アラサーリーマンが異世界転移したら特別なスキルを得ていて、それがMP消費で食料を生成できるチートだったんです。調理法が分からなくても、ハンバーグをイメージしただけで手に入ります。
それでやることが異世界でファーストフードスタイルのハンバーガーショップ経営です。食材原価ゼロ、しこみ時間・調理時間ゼロの飲食から見たら超級チートです。負ける要素なんて皆無ですよ。

その前に"食料生成できるのに何で売らないの?"に対して、"八百屋とかに普通に商売している人に迷惑がかかる"とか語っておいてコレですからね。色々とガバいのは基本になってくる作品です。

ご都合無双系の作品が好きな方なら楽しめる作品じゃないかなぁと感じました。
slkn
KADOKAWA
2021-02-25
 
 
 

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Posted by kyoikyoi