災害で卵を失ったドラゴンが何故か俺を育て始めた【ラノベ感想】

災害で卵を失ったドラゴンが何故か俺を育て始めた
著:霧崎 雀
イラスト:こずみっく
出版:Mノベルス

  災害で卵を失ったドラゴンが何故か俺を育て始めた

アマゾンのあらすじより

山で死にかけた■■■■■は、目が覚めると少女になっていた。
ルシェラという名を与えられ、養母であるレッドドラゴン・カファルの庇護のもと、魔境・クグセ山に生きる。
だが山に戦火が迫るとき、ルシェラはカファルを守るため、失った記憶を辿って山を下り──。
1人と1匹は、本当の親子になれるのか。小さくも壮大な異種養子譚。

感想

異世界に転生してモンスターに育てられる系のお話です。育ての親のドラゴンが、人語を一切はなさないスタイルでとても新鮮でした。
人間より強力なモンスターのおかげで、人間なのに規格外に育つ定番どころを押さえながら、ドラゴンの真意が分からないので想像の余地が広がって面白かったです。

主人公はギルドメンバーから謀殺されたと思ったら、少女になっていて何故かドラゴンが、甲斐甲斐しく世話をしてくれていた。そんな何でだらけな状況から物語は始まります。
勝手が分からないながら我が子を育てるような、母ドラゴンの愛の深さを読めて優しい気持ちとなりました。

なんといっても母ドラゴンの本心が分からない。これがいいですね。
なんとなく母ドラゴンも育てている主人公は、我が子じゃないのに気づいているんだろうなぁと私は想像したんですけれど、そうなると裏にある悲しみとかにグッときてしまいました。
強キャラに育った主人公の爽快感と、異種族間の愛情あふれるやりとりがあって楽しかったです。

 

それから目を離せないのが、前世の主人公を謀殺したギルドメンバー達です。彼らは罪の発覚を恐れて、主人公のギルドカードを盗み取っていたんです。そうしたら殺したはずの主人公のステータスが変わっていて、しかも規格外な能力値になっているんですよ。
それだからいったい何が起きているのか? まさか殺した主人公が復讐に来ないかと、ドッキドキ状態です。
主人公と会わずとも「ざまぁ感」を味合わせられる仕掛けは、面白かったです。

 

1巻目だと主人公の前世とか、母ドラゴン気持ちとか謎は多いです。2巻目も出ているので徐々に明らかになっていくのでしょうね。

 

 
 

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Posted by kyoikyoi