佐々木とピーちゃん 【ラノベ感想】

2022年6月3日

佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~
著:ぶんころり
イラスト:カントク
出版:MF文庫J
 9784040659329
 アマゾンのあらすじより
ペットショップで購入した可愛らしい文鳥は、異世界から転生した高名な賢者様だった。
世界を超える機会と強力な魔法の力を与えられ、佐々木は異世界へと現代の物品を持ち込み商売を開始する。
世界間を行き来しつつ――お金を稼ぎ、魔法の訓練をして、美味しい物を食べる――悠々自適なスローライフを目指すが、ある日の会社からの帰り道で異能力者と遭遇してしまう。
賢者印の魔法で異能バトルを切り抜けるも、実力を見込まれて内閣府超常現象対策局にスカウトされ、晴れて国家公務員に転職が決まり……?
異世界ファンタジー×異能バトル×年の差ラブコメ(?)。
さらには魔法少女、ご近所JC、同僚JK、貴族、ロリババア、王子etc…
属性ジャンル全部乗せでお贈りする、異世界と現代日本行ったり来たり物語。
MF文庫Jが放つ新文芸として、遂に登場!

■感想

あらすじ通りで属性ジャンル全乗せの盛りだくさんでした。それでいながら消化不良感もないですし、まったくツギハギ感なんて感じさせない一体感を感じる作品になっています。読み応えがあって面白かったです。

どんな感じかというとサラリーマンのおっさんが、転移した典型的な異世界生活のストーリーが最初にあります。このへんはある意味オーソドックスです。ただ異世界との転移は自由に現代と異世界の往来が可能になっています。しかも現代と異世界では時間の流れが違うようになっています。異世界で何日かすごしても現代では半日も経っていないといった具合です。
このギミックを生かして異世界展開を堪能しながら、現代では魔法を覚えた主人公による異能バトル展開も楽しめるようになっています。ものすごく贅沢なセットですね。ここに魔法処女とかヤンデレとかロリババァとかいろんな要素のキャラが加わってます。

非常に凝った構成になっているので、1巻あたりの文章量は膨大です。313ページあってこれがノベルスみたいな上下二段の版組になっています。体感的に通常の文庫ラノベ2-3冊ぐらいあって、非常に読み応えと満足感がありました。単行本で定価こそ高いですけどコスパは結構良いと思います。

もう十分に個性的なラノベですが主人公もおっさんですんで、ラノベ主人公がとる王道的な行動とはかけ離れています。たとえば普通こまっているキャラ、特に女性キャラがいれば反射的に助けるところ本作の主人公は違います。まず損得計算・状況判断が先に来てしまうんです。よく言えば意理性、わるくいえばつまらない大人な反応です。それが大人の読み手にとっては、主人公に妙な親近感を感じてしまうところです。

以上のように要素がたっぷり詰め込まれていて、読むのを止めるタイミングに困るほどでした。それだけ面白くて次が気になるラノベです。色んな好みの方がいると思いますが、きっとどこかしかに楽しめる箇所があると思います。いずれ2巻目・3巻目をかって続きの感想を載せます。面白くてオススメします。
最後に一カ所だけ注意点を。巻末にキャラ紹介が載っています。実はその中にキャラのぶっちゃけが混じっています。ネタバレが苦手な方はあとがきまででストップしておくのが良いかと思います。

 

2巻目の感想

異世界+現代異能バトル+のじゃロリ+ヤンデレ+JKなどなど、今回も属性てんこ盛りで面白かったです。商い系のシーンが好きなので商会とか、現代への資産移転のお話は特に面白かったです。キャラでのお気に入りは静ちゃんです。この巻では親しみやすい「のじゃロリ」の雰囲気になっています。中身は年齢3桁超えで、大人の余裕も持っているのが良いですよね。ねぇ?

そしてどうなるのか気になるのがお隣さんです。不穏さ具合が加速しちゃってます。気になるので3巻目もすぐ読んでみます。

 

3巻目の感想

これまで単独シーンが多かった各々のキャラが交わり出しました。異世界人・異能力者・魔法少女・デスゲーム・ヤンデレが会しても、「佐々木とピーちゃん」って1つの作品となっているのは見事ですね。お隣さんの暴走はこの巻でも止まらずです。終盤の引きなんて、続きが気になってなりません!
またこれまで完璧超人であったピーちゃんの苦戦が印象的でした。ただかえってそのおかげで、ピーちゃんの愛らしさが増したような気がします。面白かったです。

 

4巻目の感想

前巻のラストが気になっていたのでスッキリしました。主要メンバー勢ぞろいで全員に見せ場があって大満足です。この間のメインイベントといえば副題にある「巨大怪獣」でしょう。自衛隊の面々と協力して富士での決戦は、往年の特撮へのオマージュでしょうかね。佐々木の活躍も注目です。

あと表紙イラストは、盛り姫以外のキャラがそろってカオスな状況です。作中のどっかでこれっぽいシーンが出てきますので、どうしてそうなったか想像しながら読んでみると面白いんじゃないかと思います。

 

5巻目の感想

魔法少女たちはお休みして現代と異世界のお話です。これまでとは打って変わって現代が、日常展開になって異世界側は、王国の権力争いに巻き込まれた大騒動です。癒やしの異世界で謀略にクーデター、いわゆる普通の異世界ファンタジーにありそうなイベントが巻き起こります。

一筋縄でいかない異世界の陰謀、ピーちゃんも思わず本気を出す魔女など熱くて目を離せない展開だらけでした。やっぱり面白いです。
現代での「佐々木JKの自宅お呼ばれイベント」なんかも、ユルい空気感でまた面白かったです。

そうそう5巻目では、新たな(推定)ロリババアも登場します。金髪亜人種です。今後、金髪洋ロリババアと黒髪和ロリババアの邂逅……想像するだけで胸が熱くなりますね。

 

 
 
 

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