大江戸コボルト【ラノベ感想】

アマゾンのあらすじより
徳川綱吉が治める貞享の世にて、突然現れた“異界の門"より、子犬人――コボルトが江戸に降り立った。その愛らしい姿を見た綱吉公は彼らを深く愛し、保護をするよう命じる。その後、時を置いてやって来たえるふやどわあふとも幕府は友好関係を築き、異界の知識を得ることになった江戸の世は一足早い文明開化を迎えていた。さらに時が流れ――徳川吉宗が治める享保の時代では、コボルトをはじめとした異界の住人が江戸っ子としてすっかり町に馴染んでいた。江戸城内に秘匿された異界の門の残滓、異界迷宮(ル:ダンジョン)によって得られる資源を求めた吉宗公は、御庭番の青年、犬界狼月とコボルトのポチに異界迷宮攻略を命じる。その日から、狼月とポチの、花のお江戸と迷宮を行き来する奇妙な生活が始まる――! !
感想
江戸太平の世に異世界が繋がったらって世界です。はてなときのこさんの可愛らしい絵柄の雰囲気そのままに優しい世界のお話でした。異世界から江戸へ逃れてやってきたコボルトを徳川綱吉が、保護したのですっかり馴染んで江戸に溶け込んだという経緯があります。そして後からやってきたエルフとかドワーフも、コボルトが平和に暮らせるならと居着いて異世界文化が江戸で花開いたって世界なんです。
主人公の狼月と相棒のポチが見せてくれる仲の良さとか、日常のほのぼの感に癒やされました。本作のコボルトは90%ワンコです。合間にある挿絵に癒やされます。独特の雰囲気が癖になるラノベです。
1巻目はプロローグ的な立ち位置になっています。ダンジョンアタックも手探り状態で、どんな敵がいるのか? ドロップアイテムは何か? 謎だらけです。段々と明らかになっている過程は、初めてゲームを遊んでいるのに通じる楽しさがあります。
そしてダンジョンに入るまでは、ゆるふわだったのがダンジョンに入ると一気にガチになるのも面白いところです。小鬼相手でも囲まれないよう用心したり、怪しい扉を怖々調べたりで、狼月とポチは油断ゼロです。まぁ舐めてかかった探索者は容赦なく倒されてるんで、それが正しいんですけどね。雰囲気が対照的的で印象に残りました。
そういえば紅一点のコボルトも出てくるんですが、その娘も殺意高くてガチの住民でしたね。イラストではキレイな毛並みのもふもふ系です。それが急所を狙ってきたり、毒殺しようとしてくるのは想像してませんでした。
肩の力を抜いて楽しめる先品です。起承転結もしっかりで面白かったですよ。ゆるフワなファンタジーが好きな方にオススメです。
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