ライブラリアン【ラノベ感想】
ライブラリアン 本が読めるだけのスキルは無能ですか!?
著:南の月
イラスト:HIROKAZU
出版:KADOKAWAの文芸
アマゾンのあらすじより
〈ライブラリアン〉──それは本が読めるだけの不遇スキル。
ライブラリアンの持ち主、貴族令嬢テルミスは前世の記憶を思い出し、二度目の人生は後悔のないよう生きることを決意する。
しかし、父からライブラリアンでは結婚も仕事も難しいと告げられ、早々に窮地に立たされてしまう。
それでもテルミスはたくさんの本を読みながら、料理、商売、そして魔法と次々に学んでいき、次第には失われた古代魔法まで習得を試みて──才能がなくても読書で身につける! 転生少女の成り上がりビブリアファンタジー!!
感想
本がテーマの作品で読んだ方の感想を聞いて、自分好みだったので読んでみました。
便利な能力があったとしても何らかの制約があって、創意工夫や努力とともに成り上がっていくお話大好きです。
スキル〈ライブラリアン〉の便利なんですけど、絶妙に使いにくいさじ加減が良いんですよ。望めばどんな知識でもスキルが本の形で提供してくれます。でも本で知識を提供するだけなので、実現するには中身を理解しなきゃいけないんです。
例えばチョコレートの作り方を知りたいっていうとスキルは、チョコレートの作り方を本で教えてくれます。ただ何日もかかる手作業の手順がわかるだけです。そこで専門用語でもでてきたら検索の繰り返しです。
そんなのを理解して自分でなんとかするしかないんです。挙げ句の果てに外国語で記載されていたら、語学学習もセットで必要になるハードモードです。
一見チートスキルに見えて使い方を考えたり、使用者の努力を求められる設定は面白くて私の大好物です。
それからテルミスの家族は仲良くて互いに愛されているのもいいですね。〈ライブラリアン〉なんて本が読めるだけのハズレスキルだと突き放されないんです。加えてテルミスは魔法を使えません。それでも追放だなんてことはなく、暖かく見守られているんです。これもまた良かったです。パパもお兄ちゃんもすばらしい。
そんな環境でテルミスは一生懸命に文字を覚えていき、どんどんと成長していってます。現世知識も上手に使って料理に商売と6歳にして功績をあげています。これからどんな成長した姿を見せてくれるんでしょう?。
本来テルミスは魔法を使えなかったのですが、スキルで古代知識を得て魔法を再現できるようになってます。まだまだたいした魔法能力ではありません。これが次巻以降でとんでも能力になっていくと思うんですよね。
そこが本作で一番心配なところでもあります。序盤は能力に乏しく創意工夫が楽しい私好みの展開です。これが努力の結果能力を身につけて、見慣れた強キャラ無双になってしまうのかどうか……。続きを読んで確かめていきたいです。
2巻目の感想
2巻目は古代知識で魔法を再現するテルミスは、普通の魔法使いじゃない片鱗が見え始めましたね。いっしょに旅をするアイリーンとテルミスはまだ異常なまでのポテンシャルに気づいていないとしても、立ち寄った村人からの口伝えで大事になりそうな予感です。
テルミスは8歳の駆け出し冒険者なのに、聖女として祭り上げられたりしちゃうんですかね。
全262ページと単行本にしては薄いのに、本編はそのうちたった175ページなんですよ。約100ページは番外編です。
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