機動戦士ガンダム 異世界宇宙世紀 二十四歳職業OL、転生先でキシリアやってます 【ラノベ感想】

機動戦士ガンダム 異世界宇宙世紀 二十四歳職業OL、転生先でキシリアやってます
著:築地 俊彦
イラスト:NOCO
企画/原案:矢立肇・富野由悠季
出版:ドラゴンノベルス

機動戦士ガンダム 異世界宇宙世紀 二十四歳職業OL、転生先でキシリアやってます

アマゾンのあらすじより

前代未聞の「ガンダム」×「悪役令嬢」の異世界宇宙世紀の物語〈転生編〉。

ある日、事故がきっかけで、ごく普通のOLが「歴史を修正せよ」という使命を託されガンダム世界に送り込まれた。そして転生したのはなんと13歳のキシリア・ザビ。重度のガンダムオタクである彼女にとって、宇宙世紀はまさに天国。大喜びでガンダム世界を堪能しようとするも、何かが違う。知っている設定と様子が微妙に違っているのだ。何者かが歴史を改変しようとしている? 改変されようとしている歴史を目の前に、転生OLの使命感に火が付いた。ファースト原理主義者である彼女にとって歴史改変は絶対に阻止せねばならない。キシリアに転生したOLは、妙な正義感とオタク魂で、テレビ放映時の一年戦争の展開を死守しようとするが、この世界にやってきたのは、自分だけではなかった――!? 異世界宇宙世紀前編〈いきなり転生編〉

感想

ガンダム+異世界、なんだこりゃ?で読んでみた作品です。
ガンオタだったOL(24才)が、13才のキシリアに転生。なんかギレンが善人だったり二足歩行より戦闘機だぜとか、ガンダ宇宙世紀とズレているためTV版展開にテコ入れしまくるって、見事になんだこりゃな作品です。

キシリアの権力を全力で生かしてモビルスーツをつくらせるわ、デギンやギレンにYou独裁弾圧しちゃいなよとかやりたい放題の無茶苦茶です。なんで?って困惑するシャアにも「ザクを赤く塗っておいて。いいから」と転生キシリア(13才)はやりたい放題です。

無茶苦茶なんですけどね、無茶苦茶を力業で読ませてくれる文章なんですよ。ツッコミを入れながらついつい読んでしまう魅力的な文章です。
それもそのはず。『けんぷファー』を書かれた作者さんだったんですね。コメディとして勢いがあって楽しい作品です。

パロディされるガンダムネタはだいぶ濃かったです。TV版・映画版・MSVにとどまらず「ギレンの野望」なゲームネタまでぶち込まれてます。ガンダム1年戦争が好きでパロディも受けいれられる方には、オススメな作品です。

そして転生して暴走しまくっているだけなのに周囲から愛されてしまうって、転生やりなおし要素もしっかり盛り込まれています。無茶苦茶だけどなんか愛されるキシリア(13才)は、面白かったです。

 

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下巻の感想

下巻は上巻で一生懸命積み上げてきた歴史修正の流れをすっとばし、一気に一年戦争開戦後に再転生させられます。上巻で暗躍しまくった甲斐があってガンダム正史に沿った歴史に修正は、できてしまっていてジオン有利な戦局になっちゃうのかな?と思っていました。そうしたらまたもや力業が来ました。

目を覚ましたら中途半端に歴史修正がされた状態で開戦後です。TV版となんか違っていてキシリア(13才)、またもやり直しです。下巻では、歴史改変の元凶と対決する場面もあって物語も一気にクライマックス突入です。

ガンダムのパロディと勢いで推し進める強引展開も、上巻よりもパワーアップしてます。コメディの度合いがまして、一段と人を選ぶようになった気がします。昔あった機動戦士SDガンダムのノリが好きな方は、懐かしさを持って楽しめるんじゃないかと思われます。

勢いがあるパロディに色々と笑ってしまいました。ララァとのあの交信シーンは、卑怯ですよ。あんなの笑ってしまいます。面白かったけど、とんでもない作品でした。

 

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