処刑された聖女は死霊となって舞い戻る【ラノベ感想】

処刑された聖女は死霊となって舞い戻る
著:緒二葉
イラスト:みなせなぎ
出版:サーガフォレスト

  処刑された聖女は死霊となって舞い戻る

アマゾンのあらすじより

とりあえず人型になって喋れるようになりた~い!
元孤児でありながら、神から与えられたギフト「聖女」のスキルを認められ王宮で暮らしていたセレナ。しかし、セレナを疎ましく思った王子とその愛人の子爵令嬢は、セレナを偽聖女という罪ででっち上げて処刑してしまう。しかし、処刑されたはずのセレナはなぜかヒトダマとなって薄暗い洞窟にいた。最初は身体の感覚がない霊魂という存在に戸惑ったが、持ち前の能天気さでレベルを上げ進化条件を次々にクリア、より上位の種族に進化していく。生まれ育った孤児院を救うため、自分を処刑した王子に報いを受けさせるために……。

感想

処刑されて気がついたらモンスターになっていたってお話です。最弱のヒトダマからスタートして、経験値を貯めてランクアップ。目指せ会話ができるモンスター!と、進化を繰り返していく成り上がり(?)系です。
でもコメディさとかファンシーさが強くて、命をかけて敵を倒すという感じじゃないので、モンスターの姿での不自由さを楽しむ感じですね。

本作の目的は死霊となっても舞い戻って、幼なじみに思いを伝えるです。復讐とかはそっちのけです。

 

処刑スタートでもやたらと前向きな主人公の性格と、ゴーストとかモンスターのイラストが可愛い系で、ほのぼのとしか雰囲気です。軽いノリでスピード感のあるライトファンタジーだと思います。

 

また重要人物として人類と敵対する、不死の魔王がいます。聖女なんて目の敵にしそうなところですが、とある事情で主人公にフレンドリーだったりもします。
序盤だとドレスを着せたガイコツを大事にかかえてるって、インパクト特大なキャラですよ。

主人公と魔王の不思議な距離感を保ちながら、目的を果たすまでが1巻目のお話です。タイトルの内容は、ここまでできっちり回収です。

 

2巻目の感想

続きではなんで主人公は処刑されたのか? どうして魔王はガイコツをかかえているか?? など1巻目での謎が明らかになります。その過程で主人公は、死霊から進化して天使になってしまったり、幼なじみまで超パワーアップしてたりと爽快感強めでした。

 

1-2巻で内容がキレイにまとまっていて読みやすかったです。
コメディよりの展開が好きな人向けです。弱々なスライムとか蜘蛛から進化する展開は好きだけど、バトルはそこまでじゃないって方にオススメです。